どんなときにも使えるバッキングのための右手のパターン24

どんなときにも使えるバッキングのための右手のパターン24

「どんなときにも使えるバッキングのための右手のパターン24」は、今まで僕が身につけてきた基本的なバッキングパターンをまとめました。
このレッスン動画で紹介するバッキングパターンは、おさえておきたい必須のパターンです。
24パターンすべて弾けるようになったら、世の中のほとんどの曲に組み合わせて対応できるようになると思っています。

練習の内容は、こーじゅん流で紹介しているので、楽しみながらもレベルアップ目指して挑戦していきましょう!

右手のパターン一覧

KGAの考えるバッキングについて

本来バッキングというのは、歌やリード楽器などのリードパートを支える伴奏をいいますが、僕の場合、バッキング自体が主役になるような演奏をしています
よく「バッキングかっこいいですね!」と言っていただくのですが、これはメロディーを弾いているわけではないけれど、バッキングが引き立てられるようなテクニックを盛り込んでいるからです。

アーティストになろうと思うようになる前から、一番好きなのはリズム・ギターでした。
当時から、バッキングなどの伴奏も、アレンジやテクニック次第で主役になれると考えていました。最近はそう考える人が増えていて、伴奏が主役として引き立てられている音楽が増えてきたように感じます。

以前、コリー・ウォンというギタリストが、伴奏が主体となる演奏を「リズム・リード」と言っていたのですが、まさに7年前くらいの僕が思っていたことを形にしているなと思いました。

バッキングの中にも種類があります。ストローク、アルペジオ、カッティング、オブリガード、これらを組み合わせたものを、バッキングと呼んでいます。
ただし、ストロークとカッティングはリズム・ギターのカテゴリになることもあるため、分類は人によって認識が違うかもしれません。
僕の場合は、ストローク、アルペジオ、カッティング、オブリガードを合わせたものをバッキングと認識しています。

ストロークとカッティングは、バッキングの醍醐味。音楽は主旋律が目立つため、リードギターに注目がいきがちですが、実は伴奏があることで主旋律、リードギターは成り立っているのです。
例えば、伴奏にノリがないとソロは生きないと思います。ノリのない伴奏は、プロの人でなくても、どんな人が聞いても、なにか違うな?という違和感を肌で感じ取れるはず。
伴奏が伴奏として成り立っていることで、リードギターやソロが引き立ちます。

そういった意味でも、音楽の中で一番バッキングが大切だろうと僕は思っています
僕の経験上ですが、ギターが上手い人は、バッキングもうまい。バッキングがうまくないと、ソロも上手くない。

バッキングが上手いかどうかという条件は、いろいろありますが、僕は、リズムが安定している、音色が安定している、音量のコントロールができる、という3つのポイントは欠かせないと思います。

まずは、バッキング本来の役割を果たせるようになることが大切。たくさんの人のリードギターを聞いてください。徐々にリズムや音色、音量などのバランス感覚が身に付いてきます。
リードギターの人を引き立たせるようなプレイができるようになった上で、自分が目立つようなバッキングのテクニックを練習するといいでしょう。

KGAでは、本来のバッキングのテクニックを身につけるような基礎的なレッスン動画を主に公開しています。今後、主役になるようなバッキングを弾くためのレッスン動画も公開予定ですので、楽しみにしていてください。
それまでに基本的なバッキングができるようになっておきましょう!

どんなときにも使えるバッキングのための右手のパターン24の練習のコツ

レッスン動画では、すべてのストロークに言葉をつけています。僕がオリジナルで考えているので、「こーじゅん語」と呼んだりしています。
今回の練習は、こーじゅん語がキモになります。

言葉をつけている理由としては、言葉で覚えると単純に覚えやすいというのがあります。「ターンタタタ」と教わるよりも、「コーンが好き」と教わった方が、印象的で、記憶に残りやすいですよね。
あとは言葉で覚えると、どこでもリズムの練習ができるというのもあります。頭の中でイメージして言葉として発せない状態では、実際に弾いてその通りのリズムが出るはずがありません。
よく子ども向けの音楽レッスンなどでも、まずは口でリズムを言ったりしますよね。それと同じ感覚で、まずは体にリズムを染み込ませましょう

それがクリアできたら、実際のリズムをつけていきます。文章ではうまく伝わらないので、ぜひレッスン動画をみてください。ただ言葉を発するのではなく、そこにリズムをプラスします。
口の練習だけでも、レベルをつけてキレを上げていくことができます。

まず口で止まらずに言えるかというところから始めましょう。言葉自体を言えるようになったら、手拍子をつけます。ここの段階では、棒読みで単純にカタカナを読むだけでOK。
手拍子がある状態でこーじゅん語が言えるようになったら、スタートラインです。

口と手の動きがシンクロしたら、最後はメトロノームでカウントを取り、それに合わせて口と手を同時にやりながら練習していきます。
慣れてきたら、ギターを持って練習していきましょう。

自主練をするときは、録音して自分の喋り方やスピード、リズムなどをよく聞いてみましょう。慣れてない頃は、自分で想像しているものと違っているので、録音して客観視しながら練習を重ねてください。
音量がまばらになっていないか、思っているバランスになっているか、リズムが安定しているかなど、気をつけるポイントはたくさんあります。

もう一つ大切な練習のコツは、恥ずかしがらずにやること
この練習をやれば上手くなるし、実際に口で言う練習をしたことで上手くなっている僕の生徒さんもいます。
けれど、どうしても1人で練習するとなると、恥ずかしくてできなくなってしまうようです。あとは、やっても意味がないと思ってしまう人もいるのかもしれません。

正直、やれば絶対できるようになります!できるかできないかというのは、やってみないとわかりませんので、上達したいと思っている人は、ぜひチャレンジしてほしいですね。

実は、こーじゅん語は、いろいろ考えて言葉を作っています。言いやすさや音と音のつながりなど、これだ!と思う言葉を組み合わせています。
なので、基本は僕の言っている言葉を真似して言ってみてくださいね

こーじゅん語を使いこなせるようになると、身近な音楽も無意識にリズムを感じられるようになります
街で流れている音楽に対しても、あれこは「コーンが好きコーンが好きこんなに」だ、とか、「ジャガジャガチャカツク」だ、と感じるようになり、音楽を聴くことがとても楽しくなります。

ルールや決まりに囚われずに、いろいろな場面で活用してみましょう!

ストローク・トレーニングについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください!

まとめ

応用的な話になりますが、ストロークで使っている言葉は、部品として扱うのもアリです。「コーンが好き」というのも、「コーン」だけ切り取って使ってもいいです。
パズルのように組み合わせながら、楽しくテクニックを身につけてください。

音楽に限らず、日常生活のいろいろな音に対してこーじゅん語を使って遊んでみることが、結果的にストローク、そしてバッキングの上達につながると思います。僕もよく遊びの中で、これってこんなフレーズで使えるな、とひらめいたりします。
完璧にできるようになるまで時間はかかるかもしれませんが、その時間も自分なりに楽しみながらたくさん練習しましょう!
























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