ソロギター「Change the World(Eric Clapton)・後編」の解説と弾き方【初級者講座】

ソロギター「Change the World(Eric Clapton)・後編」の解説と弾き方【初級者講座】

今回はEric Claptonの「Change the World(Eric Clapton)・後編」をレッスン動画として公開しました!
「Change the World」はアコースティックギターで弾きたい曲として大人気の曲です
そんな大人気の曲を限りなくかんたんに超初心者用のソロギターアレンジとして制作しました

前編のレッスン動画ではヴァースを解説しました。ヴァースはほとんどコードにメロディーが入っているので弾きやすいです

後編はコーラス(サビ)を解説しています。後半になるとセーハコードが多く出てくるので、セーハコードに慣れる必要があります
メロディーも動くようになってくるので、運指に気をつけながらゆっくり練習しましょう。

この記事では「Change the World」の楽曲解説やEric Claptonについての紹介と「Change the World(Eric Clapton)・後編」レッスン動画の練習のコツをまとめました。
また、Eric Claptonは2023年の4月に来日が決定しています。
ライブを観て弾きたいなと思った方は、このバージョンから挑戦してみるのはいかがでしょうか?

「Change the World(Eric Clapton)」について

Eric Claptonはブルースをルーツにもつギタリストでありシンガーでもあります。
今はソロアーティストとして活動していますが、かつてはいくつかのバンドに所属していました。
その中でもCreamというバンドはブルースの楽曲を前面に押し出したかっこいい楽曲が多いです。
Robert Johnsonの楽曲、「Cross Road」をカバーした演奏はとても人気があります

もともと「Change the World」はWynonna Juddという女性のカントリーシンガーの曲です。
それをEric Claptonが映画「フェノミナン」の映画内で使用される楽曲として、カバーしました。
最初は映画のサウンドトラックとしてアルバムリリースされましたが、シングルとしてリリースしたところ、大ヒットしました。

Eric Claptonバージョンはブルースフィーリングを強く押し出した楽曲になっています。
イントロからヴァースはブルース進行ではないのにもかかわらず、燻銀なブルースのフレーズがよくマッチしていますね
これからブルースを聴いてみたいという方には、「Change the World」のようなポップスに程よく織り交ぜられた、ブルースを聴くのが良いと思います

また、Wynonna Juddのバージョンもとてもかっこいいのでぜひ聴いてみてください!
軽快なカントリー調で始まり、徐々に壮大な世界観になっていく展開はとても心が晴れやかになります。

「Change the World(Eric Clapton)」のアレンジのポイント

今回のレッスン動画のアレンジは超初心者用です。どのような部分が超初心者用となっているか説明します。
まず、複雑なコードチェンジがありません。ソロギターは複雑なコードチェンジが多い印象があると思います。

ソロギターはメロディーとコードを一緒に弾くという性質上、緻密にヴォイシングを変えながら演奏していく必要がありますね
この曲に関しては、押さえているコードにメロディーが含まれているので、コードを押さえるだけで「Change the World」の雰囲気を出すことができるんです
メロディーの移動も少しの運指で済む場合が多いです。

そして、イントロとヴァースがほとんど同じコードになっています。曲を再現するための最低限の動きだけで弾けるようになっています。
このアレンジができるようになったら、自分の感性でカスタマイズすることができます

超初心者用に最低限なアレンジになっているということは、隙間がたくさんあるということですね。
その隙間に覚えたブルースリックなどを入れていけば自分のオリジナルのソロギターを作ることができます

KGAではブルースリックを紹介したレッスン動画もありますので、さらに発展させたい方は参考にしてみてください!

E BluesでつかえるLickのまとめ

ソロギター「Change the World(Eric Clapton)・前編」の解説と弾き方【初級者講座】

「Change the World(Eric Clapton)・前編」では、ヴァースの解説をしました。
ブルースフレーズを使いやすい構成になっていますので、ブルースを弾いてみたいという方は前編から練習してみてください
前編では初歩的なソロギターの技術をレッスンしています。メロディーを弾きながらコードを弾くということになれるにはとても良い題材となっております

コードにメロディーが入っている曲を練習すると、右手のコントロールが上達します。
メロディーのある弦を狙って弾くので、右手の距離感覚がとても重要ですね

ブルースのリックも紹介していますので、セッションにも役立つ内容となっております。初心者でもできるように細かく解説しています。
また、コード進行もブルースセッションで使える部分もあるので、ぜひ参考にしてください!

ソロギター「Change the World(Eric Clapton)・前編」の解説と弾き方【初級者講座】

ソロギター「Change the World(Eric Clapton)・後編」の練習のコツ

まずはコード進行を覚えましょう。ソロギターを演奏する時にはコード進行を意識することがとても重要です
コード進行を意識することで、今どこを弾いているのかを認識することができます。

どこを弾いているかを認識することが重要な理由としては、どんな曲でも根幹にはコード進行があるからです。コード進行がない曲はほとんどないです。メロディーしかながれていない曲であっても、バックには想定されたコードがあります

曲の世界観をつくりだす上でコード進行というのはとても重要になります。
ソロギターはメロディーを意識してしまいがちですが、実はコード進行を把握して演奏することで、よりその曲の世界観を表現することができます
コード進行を覚えるときは、ワンストロークで鳴らしながら覚えても良いし、適当にアルペジオをしながら覚えるのでも構いません

コード進行を覚えたら、そこにメロディーを加えてみましょう。
先ほども説明しましたが、この曲はほとんどコードにメロディーが入っています。
コードを鳴らしている意識とメロディーを鳴らしている意識をシンクロさせて弾くことが大事です

曲のコーラスに入ると、セーハコードが多くなってきます。
セーハコードは最初、難しいと思いますので、人差し指でセーハする練習からはじめましょう
人差し指だけでセーハして、全ての音が鳴るようになったらとても良いです。
セーハを押さえるコツは、ネックの後ろ、真ん中あたりに親指を置くことです。その親指でネックを押すようにすると力が加わりやすいです。
その時に右腕でボディーをしっかり抱えて、ネックを少し前に出すとさらに力が加わりやすくなります。

右手はメロディーさえ弾ければ大丈夫です。自由にアルペジオをしてみましょう
自由にアルペジオをするためには基本ができるていることが必要になります。

基本のアルペジオは動画内で紹介しているものでも大丈夫ですが、もっとバリエーションを知りたいという方はこちらの動画を参考にしてみてください。

右手のための120の練習(M.ジュリアーニ)

まとめ

今回は超初心者用の動画ですが発展性があるので、このバージョンが弾けるようになったら、アレンジして遊んでみてください
アレンジするためには基本ができていることが重要ですので、上記で説明したポイントを意識して練習してください。
自分でアレンジできるようになったら、さらに楽しくなるので、たくさん練習してチャレンジしてみてください!





関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。