スピッツの魅力とイントロの弾き方10曲まとめ

スピッツの魅力とイントロの弾き方10曲まとめ

今回は、スピッツの人気曲・有名曲10曲のイントロをアレンジしたものを、レッスン動画として公開しました!
実は昔からスピッツが大好きで、今回はいつも以上に気合を入れて作らせていただきました!

今回選曲した曲は10曲。選曲のポイントは、ある程度メジャーで世の中の人が知っている曲にしました。また、今回は初心者向けのレッスン動画なので、難易度的にも挑戦しやすい曲にしています。
さらに、ギターのイントロの曲や、ギターに編曲しやすい曲を選んでいます。

レッスン動画ではすべて指弾きで教えていますが、それ以外のアレンジでも演奏できると思います。指弾きに慣れてきたら、ピックで弾いてみてもいいですし、指弾きとピック弾きにして、弾き語り用のイントロとして活用してみるのもいいですね。
誰かの前で披露する時に、みんなが知っているメロディを弾くための練習としてもおすすめです!

レッスン動画の全体的な方向性は一緒ですが、原曲の影響で、アルペジオっぽいものがあったり、ソロギターっぽいものがあったりするので、いろいろなタイプのメロディを楽しめますし、良い練習になると思います

スピッツの魅力

僕とスピッツとの出会いは、小学生くらいだったと思います。友達とよくカラオケに行っていて、その時に誰かがスピッツの「ロビンソン」を歌っているのを聴いて「いい曲だな、誰が歌ってるんだろう?」と気になったのが最初のきっかけでした。
その後、スピッツの曲を片っ端から聴くうちに、彼らの持つ「二面性」に気づき、一気にハマっていきました。それこそが、スピッツの魅力のひとつだと思います。僕は彼らの戦略にまんまと嵌められてしまったのです。

みなさんは、スピッツに対してどのようなイメージを抱きますか?
綺麗なメロディの曲が多く、人畜無害そうな雰囲気のバンド、というものが世間一般のスピッツに対するイメージだと思います。特に、スピッツを知らない人でも知っているような曲は、そういったイメージが強く、今思えば、うまく芸術として作り込まれているなと感じます。

僕も同様に、そういったキラキラした透明感のある部分に最初はハマっていきました。ところが、カップリングやアルバムを聴いていくうちに、徐々にスピッツや、ボーカル・草野さんの芸術性だけでは隠しきれない、変態性とか異常性を感じるようになったのです。そして、気がついたら抜け出せないところまで、スピッツにのめり込んでしまいました。
思い返すと、僕の人格形成に大きく影響を与えるほどの存在だったと思いますし、今も変わらずに僕の中心のひとつにスピッツが存在しています。

スピッツを知れば知るほど、世間一般のイメージとはかけ離れていくと感じるはず。見た目は普通、むしろ優等生寄りなのに、内面には狂気的なものを抱え込んでいるのが彼らの本来のイメージなのではないかと思います。僕は彼らの持つ二面性のギャップに惹き込まれたんですね。

そして、草野さんが作り出す歌詞の世界観も魅力的なポイントだと思います。普通に歌っていると気づかないけれど、歌詞を読み込んでみると、不思議だなと感じる部分がたくさんあるんです。独特の世界観をメロディや歌詞に盛り込む方法が絶妙なんですよね。自分がもし曲をつくることになったら、そういった部分を参考にしたいですね。

以前、関ジャムでスピッツ特集の回があり、「ゲスの極み乙女」の川谷 絵音さんが解説側のゲストとして出演されていました。彼もスピッツのことを、神と崇めるくらいお好きだそうで、「唯一、歌詞を見たいバンド」と話されていました。その時は、歌詞の意味を知ると深い曲の代表として、「ロビンソン」「スパイダー」を解説されていて、確かに深読みすると結構怖いというか、ゾクッとするんですよね。もちろんあくまで第三者の解説ではありましたが、かなり的を射たディープな解説でした。

川谷さんがおっしゃるように、僕もスピッツの歌詞や世界観が多くの人を惹きつける魅力のひとつだと感じています。草野さんは、雑誌などのインタビューでも、言葉の発想が独特で、個人的には日本人離れしているように感じます。日本人というより、フランス人やイタリア人のような発想で言葉がポンと出てくるような印象がありますね。

昔やっていた、いとうせいこうさんとのインタビュー番組で、「大人とは?」という質問があって、草野さんは「溶けないチョコ」って回答されたんです。草野さんらしい言葉のチョイスで、かっこいいなと感じてすごく覚えています。
「溶けないチョコ」という言葉自体が歌詞に使えそうだし、実際にどこかで使ってそうな感じがしますよね。今はそんな曲はないけれど、過去に没になっちゃったのかな、とか思ったり・・・
草野さんだからこそ、スピッツらしいメロディや歌詞が生み出せるんだな、と思うこともあります。彼の考え方や価値観も好きですね。

ボブ・ディランを「聖書」という人と同じで、スピッツが自分のバイブルだという人もかなり多いんじゃないかなと思います。そのくらい尖った歌詞やメロディ、世界観を持つバンドが、素朴で綺麗なバンドというパッケージとして世の中に浸透しているというのがおもしろいですね。最近はネットやYouTubeなどのSNSが普及したことで、スピッツのディープな一面もかなり広まっているような印象もあります。

ヒロキンスが選ぶ「スピッツおすすめ曲TOP3」

1位 「甘い手」
「ハヤブサ」というアルバムに入っています。曲の長さが6分以上あり、世間的にはややマイナーな曲だと思います。個人的には、アルバムの収録順通りに聴くと、曲の魅力をディープに感じられるのでおすすめです。「さらばユニヴァース」→「甘い手」→「HOLIDAY」の順に聴いてみてください。この3つの曲の流れがすごく好きなんですよね。
このアルバムに、今回解説した「ジュテーム?」も入っています。「ハヤブサ」は名盤ですね。

2位 「サンシャイン」、「夏が終わる」
3位までなのに、決められなくて同率2位にしてしまいました。「サンシャイン」は、言葉の印象から、夏っぽいイメージを受けますが、実は冬の曲なんです。僕もよく冬の寒い時期に聴いていました。歌詞が文学的で、スピッツの世界観をよく表している曲です。
冒頭、「すりガラスの窓を あけた時に よみがえる埃の粒たちを 動かずに見ていたい」という歌詞があるのですが、日常を切り取りすぎてるよ!と突っ込みたくなるくらい、描写が美しいですね。

「夏が終わる」は、単純に季節が終わるというのではなく、ひとつの恋が終わる、というニュアンスがありますね。よく、夏の季節と恋を結びつけて歌った曲がありますが、この曲もそういった印象を受けます。失恋した思い出を歌っている曲だと思うのですが、曲の主人公はどこか諦めたように振り返っている感じがあります。
この曲のように、諦観した雰囲気のある曲がスピッツには多い気がします。もうどうにもできないということを、どうにかするためにもがくのではなく、受け入れて、その中で楽しむみたいな感じですね。達観しているといいますか。その方の力を抜いた感じが、僕は好きだなと思いますね。

スピッツは多分死ぬまでずっと好きなので、TOP3を決めるのは難しすぎました。最新ということにしてもらえるとありがたいです。もう明日には変わっているかもしれません(笑)

『ハヤブサ(スピッツ)』

「スピッツの魅力とイントロの弾き方10曲まとめ」練習のコツ

全体的なポイントとして、原曲がある曲は、まずは原曲を聴いてみるのが一番いいと思います。そこから、どうやってアレンジしたのか、ほぼ原曲通りなのか、その人独自のニュアンスを加えているのかを感じながら練習すると、さらに上達すると思います。

原曲を聴くというのは、僕のアレンジに限った話ではなく、他の人のアレンジを練習する時にも役立つのでぜひ試してみてください。聴いてみると、意外と原曲の方が良かったり、アレンジの面白さやテクニックの高さに気づけると思います。あとはアレンジしか聴いたことないという人も多いと思うので、一度原曲を聴いてみると新しい発見に出会えるかもしれません。

曲ごとの細かい練習ポイントは、レッスン動画でひとつずつ解説しているので、レッスン動画を確認しながら練習してください!
ここからは、10曲のレッスン動画それぞれの紹介と解説を簡単にまとめていきます。

ロビンソン(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「ロビンソン」は、スピッツの曲の中でも一番ヒットした曲で、スピッツといえばこれ、という曲のひとつですね。僕がスピッツを知るきっかけとなった曲でもあります。今回のレッスン動画で、はじめてきちんとイントロを弾き、改めてよく考えられているイントロだなあと感じました
メロディが綺麗な上に、ギター的に面白くて、非常に完成度が高いイントロ。中でも、不規則な動きのアルペジオが印象的です。途中でセーハで押さえるコードが入ってきて、そのセーハを次のコードに維持しながらコードチェンジしていくんですね。
細かい動きが多いメロディになっているのを聴くと、ギターの三輪さんが演奏で表現したいことを突き詰めた結果、複雑なイントロになったのかなと思います。少しクセがありますよね。

今回のアレンジでは、ベースとアルペジオを合わせて演奏する、ソロギター的な発想を取り入れています。練習の際は、メロディとなるアルペジオの部分だけを練習して、動きを覚えてから、ベースがどこに入るか、どの音と一緒に弾くのかを理解しながら練習していくと覚えやすいと思います。

これは他のレッスンにもいえることですが、ベースとアルペジオを合わせてアレンジしている曲は、それぞれの音色や音量など、何かしらの差をつけてあげると、曲に奥行きや立体感が生まれてきます

チェリー(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

この曲もロビンソン同様ミリオンセラーを獲得しており、代表曲として人気がありますよね。僕もスピッツの曲を聴き始めた時によく聴いていました。カラオケでもよく歌っていましたね。

曲のポイントとしては、「ハーフタイムシャッフル」といって、シャッフルの半分・16部音符でシャッフルをする音楽になっています。このハーフタイムシャッフルがあることで、どこか明るくてウキウキするような印象を受けるのだと思います
ただ、ハーフタイムシャッフルって弾いてみると、結構難しいんですね。チェリーはよく弾き語り初心者向けの曲として紹介されることが多いですが、僕的には少し難易度が高いかなと思います。

この曲のイントロはギターやシンセサイザーなどいろいろな楽器が入っています。そのため、それぞれの音を踏まえ、良さが引き立つよう、バランスよくアレンジしました。
僕がやったアレンジだけでなく、いろいろな表現方法ができますね。ピックで弾いてカッティング的なイントロを演奏する人もいると思いますし、僕のように指弾きのアルベジオで演奏する人もいると思います。あくまで一例として、僕なりのアレンジを作ってみましたので、こういう弾き方もあるんだ、という感じで練習してもらえれば嬉しいです。

高中 誉先生も「チェリー」の弾き語りレッスン動画をアップしているので、興味がある方はそちらもご覧ください!

空も飛べるはず(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「空も飛べるはず」は、僕がはじめて練習したギターの曲でした。コード進行もシンプルで王道な動きをしますし、メロディも綺麗。ザ・お手本のような曲ですね。ギター初心者の方が弾きやすい曲だと思います。ギターの教則本にも、この曲が掲載されているのをよく見かけます。

今回のアレンジは、コード進行にメロディをプラスするような形に仕上げました。原曲だと、メロディの主旋律をオクターブ下で弾いているのですが、それだけだとただメロディをなぞるだけになってしまうので、少しギターらしい演奏になるよう工夫してみました。ソロギターっぽい要素も少しあるので楽しんでみてください。

「ロビンソン」同様、ギター初心者がやるにはやや難易度が高いかもしれません。特に、4小節目のAmの部分はゆっくり練習してみましょう。あとはFmaj7の部分も少し練習が必要ですね。レッスン動画だと親指を使った「ウエスタングリップ」という方法で教えていますが、どこれだと指が届かない人や、普段慣れない人もいると思うので、Fコードの形にして人差し指はセーハ、薬指は離して中指はそのまま、小指を1弦の3フレットに押さえる方法でやってみてもいいと思います。

リリースから数年後にドラマの主題歌として起用されたことで再注目を浴び、この曲もミリオンセラーとなっています。

猫になりたい(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

9枚目のシングル「青い車」のカップリングである「猫になりたい」は、スピッツのファンが選ぶ、隠れた名曲として人気の1曲。この曲をカバーしているアーティストやスピッツファンも多いですよね。最近はテレビやネットでもピックアップされることが増え、ファン以外の人にも知られるようになった気がします。
曲としては、どこか切なさを感じつつも優しい気持ちになれる恋愛ソングですが、一方でいろいろな解釈ができる面白い曲でもあると思います。

この曲はソロギターとしてアレンジしました。練習のポイントとしては、特にベースとメロディが分かれているわけではないので、レッスン動画や譜面に沿ってゆっくり練習を重ねていきましょう。アルペジオの中にメロディが組み込まれているので、メロディが埋もれてしまわないよう、メロディの箇所は強調するように演奏することを意識すると、立体感のあるイントロに仕上がります

僕もお気に入りの1曲で、猫を飼った時にこの曲を思い出して、マサムネと名付けました(笑)

楓(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「楓」は自分の中の初期スピッツ時代で、一番好きな曲でした。何がきっかけかはわからないですが、あるタイミングから世間でもこの曲がピックアップされるようになって、それからは楓熱は収まりました。
自分だけが知っている特別な宝物が(実際はそんなことないのですが)、世の中に見つかってしまって自分だけのものじゃなくなるみたいな、そんな感じですね。こういう気持ちは、経験ある人も多いのではないでしょうか(笑)

未練たらしい感じがいいですね。「忘れはしないよ 時が流れても」って結構インパクトある表現ですよね・・・
もしかしたら、家族愛とか深い愛の話をしているのかもしれないけど、恋愛ソングだとしたら、別れたばかりの曲のようですよね。言葉の節々に、次の道へ進んでいく感じがあって、意外とケロッと忘れちゃうんじゃないかなという雰囲気も感じます(笑)
失恋したその瞬間を切り取って歌っている曲なのかなと、僕は考えたりしていました。

レッスン動画では、印象的なピアノのイントロをギターでアレンジしてみました。
ほとんど原曲通りに再現できていると思います。「猫になりたい」同様、ソロギターのアレンジに仕上げました。ゆっくり練習することと、メロディを意識することを練習に取り入れましょう。

「猫になりたい」も「楓」も、「カポタスト」を使って原曲キーで弾けるように教えています。カポタストは奇数のフレットに使うと、ポジションマークの位置関係がズレるので、はじめて使う人や普段使わない人は慣れるまで大変かもしれません。ただ、カポタストが使いこなせるようになると、今後絶対に便利なので、カポタストに慣れるための練習として挑戦してみましょう

よくアーティストがいっている「カポ」というのが「カポタスト」です!ギターのネックに挟んでフレットを押さえることで、演奏しづらいコードを演奏しやすくしたり、音域を変えたりすることでさらに演奏の幅を広げることができます。

ジュテーム?(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「ジュテーム?」は、「ハヤブサ」というアルバムの収録曲。スピッツの好きな曲TOP10に入るくらいお気に入りの曲です。
ライブの演奏が美しいので、ぜひライブで聴きたいですね。草野さんの歌い方や歌声とマッチした曲で、フォークな感じが好きです。歌詞も詩的で文学的な感じがあり、影のある雰囲気だけどしみったれていない、というのが草野さんマジックなのかもしれません

曲の成り立ちとしてはすごくシンプルですが、心打つメロディで、スピッツの曲としてかなり完成度が高いと思います。ギターイントロかつ、アコースティックギターなので、これもギターの教則本に載っていることが多いですね。

原曲を聴いてみると、おそらく指ではなくピックで弾いていると思います。もしかしたらハイブリッド・ピッキングかもしれませんが・・・
今回のアレンジでは、指弾きで演奏する場合のアレンジにしました。できそうな人はハイブリッド・ピッキングでやってみるのも面白いと思います。

練習のポイントとしては、CからAmに移動する箇所。途中でタータタのような経過音があるのですが、この動きは他の曲でもよく見かけるパターンです。「上を向いて歩こう」などもそうですね。
他の曲でも活用できるように、今回のレッスン動画でしっかり練習しましょう。

原曲の間奏で使われている楽器は、「二胡」という中国の伝統的な弦楽器です。2本の弦を使うので二胡なんですね。ちなみに弦が3本であれば三胡、4本であれば四胡と呼ばれています。

スカーレット(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「スカーレット」は爽やかでシンプルなイントロが印象的な曲歌メロメインで、90年代ポップスという印象があります。スピッツが売れ線の曲を狙うとこういう感じの曲になるのかな、と僕は感じました。
はじめて聴いた時はさらっと聴き流していましたが、最近は好きでじっくり聴くことが多くなりました。

短いフレーズを繰り返す構成なので、アレンジもしやすく、皆さんでも練習しやすいと思いピックアップしました。
ほぼ原曲通りのアレンジになっています。短いフレーズをくアレンジも簡単にしているので、ギターチューニングした後の音合わせなどで演奏するのもおすすめです。

最初は1997年のドラマ主題歌に起用され、その後2012年にCMソングとしても起用されています。スピッツの曲がたくさんの人に長年愛されているのを感じられて嬉しいですよね。

夢じゃない(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

元々は「Crispy!」というアルバムに収録されていた曲でしたが、ドラマ主題歌に起用されたことで、シングルカットされ新たにリリースされた曲です。
アルバム曲がシングルカットされるというのは、海外ではよく見かける手法です。アルバムで出して人気だった曲をシングルカットしてリリースするんですね。日本ではシングルでリリースした曲や、人気曲をアルバムに収録するので逆ですよね。

タイトルだけを見ると、良い意味なのか悪い意味なのかわからなくて不安になりますよね(笑)おそらく良い方向の夢じゃない、だと思いますが・・・
歌詞は文学的でスピッツらしく、とても好きです。僕はPVも好きなので、ぜひPVもチェックしてほしいです。

「夢じゃない」も、「ロビンソン」や「楓」、「猫になりたい」同様、ソロギターのアレンジにしています。アレンジ自体、ほぼ原曲通りにできたと思います。
ゆっくり練習すること、ベースとメロディそれぞれを意識することを忘れないように練習しましょう。

サビはディビジョンになっているのだと思いますが、「そばにいる(う)かぎり〜」の部分が、どっちが主旋律なのかハモりなのか、カラオケでいつも悩みますね(笑)

涙がキラリ☆(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

「涙がキラリ☆」も、すごく好きな曲です。「ロビンソン」などと同じくらいの時期に知った曲で、これもカラオケでよく歌っていました。
add9(アドナインス)などのコードを使っていて、ちょっと浮遊感があるのがいいですね。スピッツサウンドという感じで、清涼感を楽しめる曲です。

アレンジはシンプルに、ベースを8分で刻み、そこにメロディを加えたアレンジにしました。イントロのエレキギターの「ダブルチョーキング」が印象的ですが、エレキギター独特のテクニックなので、今回は音を拾うだけにして、ベースも加えたアレンジにしました
この曲も、あらゆるイントロの表現方法があると思います。ピックでコードを弾くなどのアレンジもできたらおもしろそうです!僕自身もいろいろなアレンジができるなと感じたので、レッスン動画のイントロはひとつの参考として練習してみてください。

親指でベース音を8分で刻んでいるところに、別のリズムがアルペジオで入ったりするような構成になっています。アルペジオが入った時にベースのリズムが崩れるとかっこよくなくなってしまうので、親指の動きを土台として安定して弾けるように意識しましょう。
ベースとメロディ、どちらも意識しながら演奏する練習にも役立つと思います。

「ロビンソン」でスマッシュヒットを出した後の曲になります。この曲もミリオン直前までヒットした曲なんですよね。「ロビンソン」→「涙がキラリ☆」→「チェリー」→「渚」→「スカーレット」・・・と続いていくのですが、今思うとすごいラインナップですね。

冷たい頬(スピッツ)【イントロの弾き方・解説】

ベースがメロディの曲で、これもお気に入りの1曲です。
特にサビの部分が好きです。歌詞が文学的ですし、シロツメクサとかいろいろな言葉が、おもちゃ箱を広げたように並べられていて面白いです。そういうちょっとした遊びの要素が草野さんはうまいですね。それぞれの言葉は脈絡がないのに、自然とお互いが馴染むような言葉をチョイスしているように感じます。

イントロは、ベースがメロディとなり、繰り返しの動きが多いので、ベースを意識しながら練習しましょうベースを弾く中で、どこがメロディなのかを意識できるといいです。
最後の、アルペジオを弾きながらベースが横に移動する動きは、普段あまりやらないと思うので、しっかり練習しましょう。難しかったら、まずはベースだけ練習してみてもいいですね。
PVだとベーシストの人が最初に写っているのですが、その時に弾いているパートがイントロのメロディなので、それを見ながら動きをイメージするのもいいと思います。

個人的には隠れた名曲(隠れてないかもしれませんが・・・)として、ネットでの人気も高い曲だと思っています。

まとめ

指弾きのアルペジオだったり、ソロギターっぽいもの、完全にソロギターになっていたりと、いろいろパターンがあり、曲のテンポも違うので、バリエーションに富んだ選曲になりました10曲一通り練習したら、初心者の方もかなりレベルアップできると思います!ソロギターの曲1〜2曲分のボリュームになるのではないでしょうか。

初心者向けにアレンジしているので、すごく難しいわけではありませんが、ギター初心者の人からすると、かんたんではない部分も多いと思うので、練習しがいがあると思います
また、スピッツが好きな人は単純に自分の好きな曲の練習をすることで、ギターを弾くことや、スキルアップへのモチベーションにも繋がりますよね。
今回はスピッツですが、それ以外のアーティストの曲のイントロでも取り入れられるテクニックがあるはずなので、イントロ練習のモチベーションにつながったら嬉しいです!










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