理論と基礎力が身につくコードトーン・エクササイズ

理論と基礎力が身につくコードトーン・エクササイズ

今回は、初心者向けにコードトーンを覚えてもらうためのレッスン動画を公開しました!

コードトーンとは、1度・3度・5度・7度の4つの音で構成された和音をいいます。
コードトーンを覚えておくと、ギターソロやフレーズを弾くときに、伴奏で流れているコード進行に沿ったフレーズが思いつくようになります。
初心者には少しレベルの高いテーマですが、覚えておくと将来役立つので、ぜひ挑戦してみてください!

今回のレッスンでは、四和音でのコードトーンを教えています。四和音の場合、コードトーンの構成音は1度・3度・5度・7度になります。
前に「こーじゅんエクササイズ「トライアドを制するものはギターを制す!(かも)」」で教えたトライアドの1度・3度・5度の3和音に、7度が加わったものが四和音です。

コードトーンを練習する時に、度数を覚えることと、それぞれの度数の音の響きを感じることも大切です。
それぞれのコードトーンには、こういう響きだな、という共通の感覚があると僕は思っています

例えば、3度はメジャーもしくはマイナーの響きがあり、5度は元気で力強いイメージ、7度は僕の中ではオシャレ担当、飾り付けのようなイメージがあります。
もちろん人によって感じ方は違うので、皆さんにとっての度数の感覚を大切にしてください!

初めてコードトーンに触れる人は、最初はよくわからないと思いますが、練習しながら、それぞれのコードトーンの何度はこういう役割があるんだというの感じたり、自分は今何度を弾いているのかを考えながら弾くと、徐々にわかってきます

練習する内容によっては、コードトーンを知らなくても問題ないですが、知っておくと、後々便利ですよ。
例えば、ジャズは基本的なフレーズがコードトーンで構成されていることが多いので、ジャズをやりたい人には必須のテクニックです。

レッスン動画では、6弦ルート5弦ルート、それぞれ5本ずつ公開しています。
10本の動画全てを覚えたら、ほぼほぼすべての曲に挑戦できるといってもいいと思います。
もっといえば、メジャーセブンス、セブンス、マイナーセブンスを覚えれば、一通りの曲がわかるようになるはずです!

他にも、4弦ルート、3弦ルートがありますが、まずは6弦ルートと5弦ルートの2つを覚えておけば大丈夫だと僕は思っています

また、コードトーンの動きを覚えることは、運指の練習にもなります
教則本などの運指の練習も大切ですが、せっかくならこのエクササイズに挑戦してもらい、コードトーンもついでに覚えられるととても効率がいいと僕は思います!

こーじゅんエクササイズ「トライアドを制するものはギターを制す!(かも)」

理論と基礎力が身につくコードトーン・エクササイズ練習のコツ

すべてのレッスン動画にいえるのは、オルタネイトピッキングで弾いてみてほしいということです!
オルタネイトピッキングではない方が、弾きやすいところもありますが、だからこそオルタネイトピッキングでやってみてください。
どんなものでもオルタネイトピッキングができると、すべての音楽に役立つと僕は思っています。
さらにギターを上達させたい人は、練習の時はオルタネイトピッキングに挑戦してみましょう!

また、コードトーンを弾く時は、度数を口に出しながら練習しましょう
例えば、メジャーセブンスは1、3、5、7・・・と、運指の動きに合わせて、声でも度数を言います。そうすることで運指を覚えやすくなりますし、音の響きのイメージも身体に染みついていきます。

イメージは人それぞれあると思います。例えば、僕の中でメジャーセブンスは、華やかな音のイメージがあります。
何かのフレーズを弾くときも、華やかにしたいときはメジャーセブンスのコードトーンを入れたりしていますね。

その他にも、マイナーセブンスはクールな感じ、セブンスは飄々とした陽気な感じ、マイナーセブンフラットファイブは怪しい響き、マイナーメジャーセブンスはさらに怪しく、聴いていて不思議な気持ちになる・・・など僕の中にはそれぞれのイメージがあります。

もちろんすべて僕のイメージなので、皆さんは自分自身が感じたイメージを大切にしてください!

音の響きに対してイメージがあると、演奏するときや、曲を作るときに、自分のイメージしている雰囲気のコードを使いやすくなります。
練習に慣れてきたら、それぞれの音の響きを聞いて、どうイメージしたか覚えておいてください!

あとは、左手の指を開くところがたくさん出てくるので、指をフレットのぎりぎりに置くことや、音と音をつなげるように弾くことなども意識してみてください。
これはコードトーンだけでなく、運指練習に大切なことですね!

指を開く運指の場合、フォームがきつい構えになっていないか確認しましょう。手首を痛める可能性があるので、無理はせずに練習してください。
ヘッドを前に出したり、斜めにすることで、手首にスペースができて痛くなりにくくなるのでおすすめです。

まとめ

ずっと音楽を続けていたら、いつかコードトーンに出会う時がやってきます。
今は使い方や意味がよくわからなかったとしても、とりあえず覚えておこうくらいの感覚で挑戦してみてください!
ギタースキルがレベルアップした時、必ず役立ちます!

コードトーンの練習のいいところは、コードトーンを覚えられるだけでなく、運指の練習にもなるところです。
なんとなくコードトーンを覚えるだけでなく、しっかり指を開いてフレットぎりぎりに指を置くことや、音と音を途切れさせないなど、基礎的なポイントも意識しながら取り組んでみてください!




















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