前回、学習の導入として音楽理論の概要について解説しました。「なぜ音楽理論を知る必要があるのか」、「音楽理論を学ぶメリット」など、これから音楽理論を学ぶ方に役立つ内容についても言及しています。知っておくと学習のモチベーションが上がること間違いないので、まずは先にそちらをご覧ください!
今回は音楽理論を学習する上で必要な知識、音楽用語の解説をします!
音楽用語をざっくりと分類すると、例えば以下のような種類があります。
01. 音の現象に関するもの(音の性質や分類なども含めて)
02. 楽譜に関するもの(楽譜を読み書きする上で必要なもの)
03. 楽器に関するもの(楽器・機材の名称やセクションについてなど)
04. 音楽分析・分類に関するもの(音楽的な現象を理論に基づいて説明するものなど)
05. 楽曲のジャンルに関するもの(ロック、ブルース、ポップスなど楽曲の傾向や属性を示すもの)
さらに細かく分類すると、たくさんの種類と数がありますが、一気に覚えようしなくて大丈夫。特に音楽理論を学び始めた人は、慣れない言葉に戸惑うことが多いと思うので、ある程度時間をかけて繰り返し学習することをおすすめします!
今回は、音楽用語のABCにあたる基本的な用語を厳選しました。LEVELは1と2に分けています。「これだけは知っておいてほしい」という用語はLEVEL1に、KGAのレッスン記事・動画でよく使用される用語はLEVEL2にまとめています。
音楽理論初心者は、まずは今回紹介する用語から学習し始めるといいでしょう。いきなり用語全てを覚える必要はないので安心してください。
KGAの音楽理論コンテンツでは、繰り返しの学習をバックアップするために、過去に一度解説したことがある用語も要所要所で再度解説をしていきます!
この記事の目的は皆さんの音楽用語に対する抵抗感を減らし、慣れてもらうことです。まずはさっと読み進めるくらいの軽い気持ちで読んでいただけると幸いです!
今回は記事の最後に、音楽用語にまつわる〇×クイズを用意しました。さっとでも記事を読んだ方なら解けるレベルですので、ぜひトライしてみてください!5問あります!
音楽用語の必要性や役割について
「音楽用語って知る必要ある?」そんな疑問を少しでも持っている方、少しここでストップです!今やる気になっている方は読み飛ばしていただいてOKです。
このような疑問が生まれるのは当然だと思います。最初に音楽用語を知る必要があるのか、疑問を解消していきましょう!
音楽用語の必要性
これから音楽理論を学んでいく上で、最初に立ちはだかるのが言葉の問題です!多くの音楽理論のコンテンツでは、当然のごとく音楽用語が使われていますよね。理論の内容を、簡潔に分かりやすく解説するためという前提もありますが、初心者からすると、不親切に感じますよね。
身も蓋もないような話ですが、音楽理論を学ぶ上では基本的な音楽用語の知識がまずは必要なのです。
また、音楽用語は、ミュージシャンをはじめ音楽に携わる人の間で共用語として使われています。共通言語があることで、コミュニケーションも円滑に進みますよね。
ミュージシャンを目指す人はもちろん、ミュージシャンから情報を得ようと考えている人は、広く一般的に使われている用語は、最低限押さえておきたいですね!
このように音楽の情報に近づくとき、音楽用語を目にする機会が多くあります。基本的な用語を押さえて、知りたい情報にたどり着くことができるようになりたいですね!
音楽用語の知識は“漁師の網”だと思ってください!網の目(知識)が多ければ、ゲットできる獲物(情報)も多くなります!頑張って網目を増やしていきましょう!
もちろん、音楽理論を学びながら、またギターを練習しながら音楽用語を知っていくこともいいでしょう。しかし、知らない用語があまりに多いと、せっかく学ぼう、練習しようという姿勢になっていたのに嫌気が差してしまうこともあるかもしれません。そうならないために最低限の知識の備えは必要だと考えています。
KGAの理論コンテンツではなるべく易しい言葉で解説を進めますが、みなさんの知識の蓄えのため、また情報の伝えやすさを考えて音楽用語を適度に使っていきます!
必ずしも「覚える」必要はありません!はじめのうちは意味や内容をすぐに忘れてしまっても構わないと思っています。まずは興味をもって「知る」ところから始めましょう!
音楽用語の役割
音楽用語を知る必要性を理解するために、音楽用語の役割についても学んでいきましょう!
音楽用語の役割は、音楽の内容を簡潔に分かりやすく伝えることです!私たちの共通の認識のもとで使われる言葉だからこそ、音楽がもつ多くの情報をスムーズに伝達することができます。
考えてみてほしいのですが、音楽は目には見えず、音を留めておくことはできないので、そもそも音の性質や情報を伝達するのは難しいですよね。音の重なり・連なりによっても音の性質は変化しますし、時には聴き手の感情という抽象的な情報を紐づけるので、言葉で簡潔に説明するのは不可能に近いといえます。
「この音の現象は〇〇と名付けよう」、「こういう気持ちにさせる音の変化を△△とカテゴライズしよう」といったように、共通の認識のもと情報を音楽用語に集約させたおかげで、音を発しなくても音楽の内容を相手に伝えやすくなるのです。
音楽用語には音楽の性質を示すものの他に、楽譜に関するものや楽器の名称に関するものなどもありますが、どれも情報を簡潔に伝えるために用いられている点では同じですね。
音楽用語 LEVEL 01. 最低限知っておくべき用語・記号
ここからは、音楽用語について解説していきます。今回は、音楽用語を知らないギター初心者の方向けに、最低限押さえておきたい音楽用語や、今知っておくと今後役立つ音楽用語を紹介します!
まずはかんたんな用語・記号からみていきましょう!これから解説するのは、よく使うものなので、すでに知っているという人もいると思います。
用語や記号の意味が(なんとなくでも)全て知っている・分かるのであればまずは大丈夫です。バッチリだという人は次のLEVELへ進んでも大丈夫です。
軽く理論にも触れていきますが、読み物としてサッと目を通していただくだけでも大丈夫です!最初の目標は、「用語への抵抗感をなくすこと!」、「見たことない用語を減らすこと!」です。「LEVEL UP!」の項目は余力があれば目を通してください!
01. チューニング
楽器の音の高さを合わせることを、チューニングといいます。ギターでは調弦ともいいます。
ギターを演奏するにあたって、まず初めに行う行為ですね。音がズレていると音感が育ちませんし、演奏が音痴になってしまいます。
チューニングは、ギターなどの楽器を演奏する上ではとても大切な行為です。
ギターのチューニングは、6弦から順にEADGBE(ミラレソシミ)の音に合わせるのが一般的です。これをレギュラーチューニングといいます。
チューニングには音の高さを確認するチューナー(チューニングメーター)と呼ばれる測定器を用います。
02. 音程
2つの音の高さの隔たりをいいます。
単純に音の高さを指して用いられる場合も見受けられますが、厳密には誤用です。ド→レ、レ→ミなど2つの音の高さを示す際に用いるのが正しい使い方です。
LEVEL UP!
単純な音の高さはピッチといいます。チューニングで音を調整しているのは、各弦のピッチですね。
似た言葉に音域があります。音域は音の高さの範囲になります。
- 音程:音の間隔(例 ドとレの音の間隔)
- ピッチ:特定の音の高さ(例 ド単体の音の高さ)
- 音域:音の高さの範囲(例 ドからソまでの音の範囲)
03. 度数
2つの音がどれだけ離れているかの単位を示し、ディグリーとも呼ばれます。
音程を測る単位です。1度から順に数え、「〇〇度」という表記で示されます。(英語では序数で呼ばれ、1th、2nd、3rd、と示します。)
例えば、ドレミにおいて、ドからみたミはドから数えて「ド、レ、ミ」で3番目の音なので3度、ソからみたドはソから数えて「ソ、ラ、シ、ド」で4番目の音なので4度です。
コード進行やソロを演奏したり、自分で考える際によく用いられるので、これは覚えておきたいですね!
LEVEL UP!
音の間隔を正確に表すため、「〇〇度」の前に完全、長、短、増、減を付け加えます。例えば、同じ2度でもドとレの間隔よりもシとドの間隔が短いので、それらを区別するため前者は「長2度」、後者は「短2度」と呼びます。
完全、長、短、増、減の付け方はコード解説の記事で詳しく紹介する予定です!
04. 全音、半音
音の間隔の程度を示します。全音を音の間隔1つ分と捉えると、半音はその半分の間隔です。
全音=半音2つ分ということですね。
ギターのフレットを1つ移動すると音の間隔が半音だけ変化します。2つ進むと全音の変化になります。
ドレミだと、ド→レ→ミが全音、ミ→ファが半音、ファ→ソ→ラ→シが全音、シ→ドが半音の間隔になっています。
05. スケール
音の高い順あるいは低い順に並べたもののことです。音階ともいいます。
「ドレミファソラシド」は低い“ド”から音の高さ順にならべたスケールですね。
スケールには数多くの種類があります。
「Cメジャー・スケール」、「ペンタトニック・スケール」などのように「〇〇スケール」と呼称されます。
スケールを用いた練習などでは、特定のスケールを意識したり、スケールに属する音を用いて演奏したりしますね!
06. メジャー、マイナー
音の間隔、並びに関することです。
用語としてはスケールやコードネームで用いられます。例えば、Cメジャー・スケール、Dm(Dマイナーコード)のようなものが挙げられます。
メジャーは明るい、マイナーは暗いという風に聞いたことがあるかもしれません!
スケールについて解説すると長くなってしまうので、詳しくは、スケールとコードの記事にて解説します!今回は名称だけ覚えておきましょう。
07. ♯(シャープ)、♭(フラット)
♯(シャープ)は半音上げる、♭(フラット)は半音下げる記号です。臨時記号と呼ばれるもになります。
ちなみに「♯」は電話のダイアル「#」とは少し見ためが違います。ただ混同されて使われることも多いので、あまり神経質にならなくても大丈夫です!
ひとつの音を上下させる場面が多いですが、コードにつくと、そのコードの構成音全ての音が変化するようになります。
例えば、C(Cメジャー)が、C♯(C♯メジャー)になった場合、ドミソは、ド♯ミ♯ソ♯となります。
また、楽譜の特定箇所につくと、その曲に登場する音は全て半音上下します。
Tab譜:「アメイジング・グレイス」、「スカーレット(スピッツ)」(引用元:KOUJUN Guitar Academy)
♯、♭はカラオケの機器でキーを調整する際にも見かけますね!カラオケ機器の場合は♯・♭によって全体の音が半音上下しています。
LEVEL UP!
臨時記号の仲間に♮(ナチュラル)、×(ダブルシャープ)、♭♭(ダブルフラット)などがあります。
それぞれ、音の上下のリセット、半音2つ分上げる、半音2つ分下げるの意味があります。楽譜を読み書きする際には覚えておきたい用語です!
08. Key(キー)
ある特定の音を起点にしたスケールに基づいている状態を指します。「調」ともいいます。
「ドレミファソラシド」の起点は低い“ド”の音であり、“ド”から音の高さ順にならべたスケールを使っています。
起点となる音とスケールが決まることによって、それぞれの音に役割・働きが与えられます。
例えば、ドレミファソラシドの“ド”は始まりの音でもあり終わりの音でもあるので、安定的なサウンドがします。“シ”は終わりの一歩手前の音なので、不安定なサウンドがします。
楽曲中、Keyが変わることを転調といいますが、これは起点の音とスケールが変化するということですね!
KGAのコンテンツでも「Cメジャーのキーで弾いてみましょう!」といった表現をしますが、これはCメジャーというキーを使って演奏することを意味しています。Cメジャー=ドレミファソラシドですが、これらの音が登場するということです。キーにはいくつか種類がありますが、規則性がありすぐに覚えられると思うので安心してください!
09. ABCなどのアルファベット表記
コードネームや音名(ドレミ)を表す際にアルファベットを用います。
出典:D’Addario(ダダリオ)日本公式サイト、株式会社エレクトリ
Tab譜:「ドライフラワー(優里)」(引用元:KOUJUN Guitar Academy)
コードを多少知っている人にとっては、馴染みがある表記だと思います。C=Cメジャーコード、D=Dメジャーコードなど、見覚えがある方もいるでしょう。
もう少し言及すると、コードにはアルファベットの他に英字や数字が表記に加わることがあり、読み方には少しコツがあります。コードの見方については後述で少し触れます。
そして、アルファベットはコードだけでなく音名(ドレミ)にも用いられます。
例えば、“ドレミファソラシド”に対応した表記が“CDEFGABC”です。実はドレミは元々イタリア語で、CDEは英語の表記とされています。
ちなみに日本語では“はにほへといろは”、ドイツ語では“CDEFGAHC”と表記します。音名は各言語によって様々な表し方があるということですね。
音名の英語表記が使われるのは、ギターの弦やチューナーなどです。前項でも軽く触れましたが、ギターのレギュラーチューニングは6弦から順にEADGBE(ミラレソシミ)になっていて、弦のパッケージを見ていただくとその通りの記載が確認できると思います。
また、チューナーを起動すると、多くは音を判別して音名をアルファベットで表示します。
アルファベットはコードを表したり、音名を表したりしますが、音名として用いられるシーンは比較的限定されるので、まずは「アルファベットはコード以外でも使われる」という認識をもつくらいで良いと思います。
LEVEL UP!
ドレミを英語表記にした際に“A”ではなく“C”から始まることに疑問を感じた方もいらっしゃると思うので補足です。実は、ルーツをたどると“A”始まり、つまり“ラ”の音から始まる音の並びが一般的な時期があったそうです。しかし、音楽の発展や時代の変化と共に“C”始まり、つまり“ド”の音から始まる音の並びが一般化されていったようです。プチ情報でした。
レギュラーチューニングがEADGBE(ミラレソシミ)になる理由については、次回の記事で解説しますね!
10. コード
2つ以上の音の重なりをコードといったり、和音といったりします。3つの音で構成されたコードを目にする機会が多いと思いますが、ロックの曲で用いられる2つの音で鳴らすパワーコードや、4つ以上の音を重ねたコードなども存在します。
コードはアルファベット・記号・数字の組み合わせで表せることが多いです。
表記の省略・置き換えなどがあるため、表記の種類・方法はいくつか存在します。画像は表記の代表的な例です。
LEVEL UP!
メジャー、マイナーオーギュメント、ディミニッシュは度数の補足で紹介した長、短、増、減に対応する英語表記です。コードだとこの位置で表記されると認識をもっていただけたらまずは大丈夫です!
11. アルペジオ
コードを同時に鳴らすのではなく、1音ずつ連続的に鳴らすことを、アルペジオといいます。
ギターにおけるアルペジオ奏法とは、複数の指やピックで各弦を連続的に鳴らすことをいいます。「ポロロン」と情緒的な音が鳴るのが特徴的です。
12. ピッキング
ピックなどを使い弦を鳴らすことを、ピッキングといいます。
弦を上から下に弾くことをダウンピッキング(ダウン)、下から上に弾くことをアップピッキング(アップ)、アップとダウンを交互に弾くことをオルタネイトピッキング(オルタネイト)といいます。
記号ではこのように表します。
13. ストローク
ピックなどを使い、腕や手首を振り弦を一気に鳴らすことを、ストロークといいます。振り下ろすことをダウンストローク(ダウン)、振り上げることをアップストローク(アップ)といいます。
記号はピッキングと同じです。
14. 拍
リズムの単位のことです。楽曲に合わせて手拍子する際などに、一定間隔で手を打つと思いますが、その間隔と手を打つ瞬間が、拍をとる、ということです。
ポップスでは「イチ ニ サン シ」と4つの拍でカウントできる曲が多いですね!
15. テンポ
拍の早さを表します。先ほどの、手拍子の間隔が縮まればテンポは速くなり、伸びれば遅くなります。
テンポはBPMや「♩=80」といった音符と数字などで数値化されて表示されます。
16. BPM
1分間の拍の数、つまりテンポを数値化したものです。
BPMはBeats Per Minute(Beats:拍、Per:〜ごとの、Minute:分)の頭文字をとった表記です。
BPM=60は1分間に拍が60回(時計の秒針と同じ早さ)、BPM=100は1分間に拍が100回となります。
17. ビート
拍子ともいいます。拍の強弱が周期的に現われる状態のことを指します。
馴染みのある「イチ ニ サン シ」というカウントは、頭の「イチ」に重きを置きます。これが繰り返されると4ビートあるいは4拍子と呼ばれます。
LEVEL UP!
ドラムやリズム楽器を経験したことがある方ならビートの捉え方が異なるかもしれません。単に「ビート」といっても、リズムや特定の音楽ジャンルのニュアンスが含まれる場合があるからです。
音楽用語 LEVEL 02. KGAコンテンツをより楽しむための用語・記号
ここからは、ギターのレッスン記事・動画でよく使用される用語・記号を紹介します。これらを知っておけばKGAのコンテンツをより楽しむことができるでしょう!
まずは用語・記号を知っていただき、余力があれば内容まで押さえましょう!
01. ミュート
消音ともいいます。ギターには手を使って完全に音を消す、あるいは止める技があります。
また、軽く弦に触れることで音を弱めるという技もあります。
ミュート状態でストロークすることを、ブラッシングといいます。
ドライフラワー(優里)・ Dメロストローク【弾き語り・初級者講座・STEP 07】
02. カッティング
ミュート状態で勢いよくストロークしたり、休符でアクセントをつけたりして歯切れの良い音を短く切って演奏する手法です。
03. バッキング
伴奏のことです。
バッキングトラックとは、ギターソロやメロディー部分が入っていない楽曲のことを指します。
ジングル・ベル【デュオ・初級者講座・模範演奏(伴奏音量少なめ)】
04. Lick(リック)
ソロや伴奏の一部で使用される短いフレーズのことです。
即興演奏のフレーズのアイデアというニュアンスでも用いられる用語です。
Blues Lick 001・アドリブ【Basic E Blues(バッキングトラック)・初級者講座・STEP 01】
05. Riff(リフ)
特定の楽曲で繰り返し使用されるフレーズのことです。
Lick(リック)とは異なり、その楽曲を象徴し、楽曲中繰り返し演奏されます。
ブルース(Blues)バッキング・入門編【初級者講座・STEP 03】
06. アドリブ
即興演奏のことです。楽曲で決められた演奏から離れ、自由に演奏することをいいます。
07. クリック
楽曲のテンポに合わせた、ガイドリズムのことです。
ドラムスが入っていない楽曲や、練習用のバッキングトラックなどに挿入されます。
電子音で「ピッ」というものや、メトロノームの「カチッ」という音が用いられます。
Brave(こーじゅん)【伴奏・デモ音源(BPM80・クリック音あり) by 龍藏】
08. アンサンブル
合奏のことです。2人以上で演奏することを指します。
複数人が集まって即興演奏することは、セッションと呼びます。
09. Capo(カポ)
カポタストのことです。カポタストはギターのフレットにつけるアクセサリーのことを指します。
カポをつけると、その位置(フレット)を指で押さえている状態と同じになります。
例えば、1フレットにカポをつけてEコードを押さえるとFコードの音が鳴ります。
10. Tab譜(タブ譜)
ギター専用の楽譜です。ギターの弦に見立てた6本の線が書いてあり、その上の数字はフレット数を表します。
出典:「MATCHA(トサキユウキ)」(引用元:KOUJUN Guitar Academy)
まとめ
ざっと紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
「まずは用語に慣れましょう!」といいつつ、理論的な内容や少し踏み込んだ内容も紹介しているので、全部読んだ方は疲れてしまったかもしれないですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
繰り返しになりますが、用語は一気に覚えようとしなくても大丈夫ですよ!内容も追々理解していただければと思います。
今後公開する音楽理論の記事では、もう少し理論的な内容に触れていきますが、今回紹介した用語も新規用語もイチからていねいに解説していきますので安心してください!
第3回の記事から音楽理論の本編に入ります。初心者の人はそれまでに、この記事をざっとでよいので2回は読んでほしいです!
今回と、時間をおいてあともう1回!(用語と説明の1・2文読むだけでも大丈夫です!)
そうすれば用語への抵抗感が減り、少しは記憶にも残ると思います!ゆっくり時間をかけてでも慣れていきましょう!
時には学習が億劫になることもあると思います。そういう時は、無理せずお休みしましょう。気持ちが向かない時に無理に覚えようとすると、かえって知識が定着しづらいですよね。ギターの練習や音楽を楽しむ中で、必要性を感じた時に、また一緒に学習を進めましょう!Take it easy!
〇×クイズ
今回の記事の復習のため〇×クイズを用意しました!知識の確認として、ぜひトライしてみてください!正解はコメント欄にあります!
第1問 コードとは3つ以上の音の重なりのことだ 〇か×か
第2問 ギターのフレット1つ移動すると音の間隔が全音変化する 〇か×か
第3問 度数とは2つの音がどれだけ離れているかの単位 〇か×か
第4問 スケールには数多くの種類がある 〇か×か
第5問 BPM=60は1分間に60回の拍の早さだ 〇か×か
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