デュオバージョン「ジングル・ベル」の解説と弾き方【初級者講座】
「ジングル・ベル」をデュオで弾けるようにアレンジしました。
レッスン動画では、僕はメロディパートを解説しています。ぜひ伴奏に合わせて弾けるようにしてみましょう!
普段、デュオで弾くことってあまりないと思うんです。でもデュオってやってみるとすごく楽しいんですね。かつ、やってみると意外とできちゃったりする。
今回はコンテストの課題曲として作成していますが、そうではなく誰かと一緒に演奏したり、自分で模範演奏のギターの音に合わせたりと、複数のギターと一緒に演奏することを楽しんでもらえたら嬉しいです。
デュオをやってみたいなーと思っても、気軽にできるサービスやアプリってないんですよね。なので、デュオ入門編のような感覚で、今回のレッスン動画を楽しんでくださいね。
メロディパートについて
曲自体は短くてシンプルなのですが、メロディのアレンジは、前半と後半でテイストを変えてみました。
前半は「ジングル・ベル」のメロディをそのまま単音弾きにして、後半はアレンジをしています。
和音を重ねていますが、初心者でも楽しく挑戦できるよう、一緒に鳴らす和音は2和音までになるようにアレンジしました。
最初のメロディーが始まる部分で、裏ではCコードが鳴っているのですが、CM7、C7というコード進行になるような和音の作りにしています。最後の終わり方にはジャズブルース的な要素をいれてみたりと、今回は、その場の思いつきでアレンジを取り入れて、即興でつくってみました。
レッスン動画でも伝えていますが、アレンジパートが難しい人は、前半と同じような単音弾きで後半を弾いてもらって大丈夫です!もちろん、僕のアレンジ部分をそのままコピーして弾いてもらうのもOKです。
アレンジをしていますが、自分で自由にアレンジしながら弾いてもらってもいいなと思っています。楽しく遊ぶような感じで曲に触れてほしいので、あまりガチガチに曲の構成を決めずに、自由な感じでトライしてみましょう!
伴奏パートについて
メロディがシンプルな単音弾きがメインなので、リズミカルで和音を出せるような、ギャロッピングのアレンジにしました!
曲の終盤でメロディとベースとで、ユニゾンになる場所があるので、そこはバシッと決まるようアレンジしています。
シンプルなギャロッピングのアレンジになっていますが、メロディと調和するような動きを心がけました。
ギャロッピングはやや中級者向けの奏法なので、難しいと感じた方は、まずは僕の模範演奏に合わせてメロディを弾いてみてください。
レッスン動画も公開していますので、よかったらチャレンジしてみてください!
「デュオバージョン「ジングル・ベル」の解説と弾き方【初級者講座】」練習のコツ
メロディは、Key=Cの、3弦5フレットから始まるド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドで弾けるようになっています。
今回の弾き方はピッキングなので、そもそもピッキングに慣れていなかったら、3弦5フレットから始まるCメジャースケールを練習すると指を動かしやすくなるのでおすすめです。
右手のピッキングの動きは、オルタネイトピッキングという奏法を多用しています。右手のダウン・アップの動きは先に決めてしまった方がいいですね。
迷ったら、最初はレッスン動画の通りにやってみてください。慣れたら自分のやり方で弾いてみてもいいと思います。
ただし、毎回演奏するたびに変えるのではなく、自分はこれだ、という弾き方を決めたら常にその通りに弾くようにしましょう。
ピッキングだけに限りませんが、毎回演奏方法が変わってしまうと、曲全体のニュアンスも変わってしまうので、自分のやり方で練習する場合も、統一させるということは気をつけましょう。
メロディパートと伴奏パートを合わせる時のコツ
メロディパートは、裏で何のコードが鳴っているか、伴奏をよく聴いて演奏しましょう。
まずは、繰り返し模範演奏を聴いて、曲の流れを覚えるとスムーズに合わせやすいです!
伴奏パートは、Cコードが基本になるので、Cコードでリズムのグルーヴが出せるようになったら、経過音など出せるようにしていきましょう。
ギャロッピングでの伴奏は、コードはもちろん、ドラムのようにリズム楽器としても捉えることができるので、テンポキープを心がけるようにしてください!
アレンジ自体がシンプルだからこそ、ていねいに練習して、できるようにしていきましょう!ギャロッピングそのものが、ゆっくりしっかり練習することで上達する奏法です。
ちなみに、レッスン動画ではサムピックで演奏していますが、サムピックじゃなくてもできるので、ぜひみなさんも挑戦してみてください!
まとめ
初心者の方は、セッションやデュオなど、誰かと合わせるという経験がほとんどないと思います。今回のレッスン動画をきっかけに、誰かと合わせて演奏する面白さや楽しさを知ってもらえたらとても嬉しいです!
アドリブの入門編としてもぴったりの曲だと思います。アドリブって完全に即興演奏になるパターンってほとんどなくて、テーマが決まっていてそこから広げていくという弾きかたなんですね。
アドリブのイメージが強いジャズとかも、テーマは決まっていて、テーマのメロディを覚えてからそれに合うアレンジやソロを演奏したりします。
なので、まずはテーマを弾けるようにしてからアドリブに触れてみる、というような感覚で、伴奏の人と練習したり、模範演奏に合わせて練習してみてもいいですね。
慣れたらどんどん自分でアレンジしてみてください。今回のレッスン動画は、練習というより、遊び感覚で弾いてみてもらって全然大丈夫です。
コンテストでも、デュオバージョンの投稿をお待ちしています!
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