「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)・ヒロキンスアレンジ」の解説と弾き方【ソロギター・上級者講座】
ソロギターの演奏曲として人気の「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」を、僕なりにアレンジしてみました!
カントリーっぽいフレーズもあれば、ウォーキング奏法やハープハーモニクスなど、ジャズやクラシックの要素も。サムピックを使い演奏し、ブリッジミュートをする箇所もあるので、ギャロッピングらしさも感じられると思います。
結構複雑な動きをするので、レッスン動画では左手と右手を細かく指定して解説しています。最初のうちはレッスン動画の解説と楽譜を照らし合わせながら練習してみてくださいね。中でも、ウォーキングベースを弾きながらメロディを入れていく奏法が難しいので、ぜひチャレンジしてみてください!
「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」はもともとスイングのリズムの曲。そこにどうやってギャロッピングを落とし込んで行こうか考えた結果、ウォーキングベースでのアレンジになりました。
とにかくあらゆるテクニックをてんこ盛りにしたので、みなさんのイメージする「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」とはかなり違った印象を受けるのではないでしょうか。他の方のアレンジだと、コードバッキングの中にメロディを入れていくスタイルのものが多いですね。今回は、ソロギター的な要素が強いです。ベースはベース、メロディはメロディ、そこに和音を足したりカントリーっぽさ、ジャズっぽさなどを足していったりしています。
原曲のイメージからもかけ離れていると僕としては思うので、最初はとっつきにくいかもしれませんが、いつもとは違う「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」を楽しんでもらえたら嬉しいです!
難易度は上級者向けなので、心して取り組んでもらえたらと思います。僕が解説している「禁じられた遊び」は、音楽として仕上げていくことが大変でしたが、今回は単純に弾くことの難しさがあります。スキルを求められるアレンジなので、ゆっくり一つひとつ練習していきましょう。
「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」は、他の講師が公開しているレッスン動画もあります。練習のテーマやアレンジが講師によって違うので、それを聴き比べたり、自分がやってみたいアレンジを探してみるのも面白いと思います!
「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)・ヒロキンスアレンジ」の解説と弾き方【ソロギター・上級者講座】の練習のコツ
どんな練習でも大切ですが、まずはゆっくりていねいに練習していきましょう。通し練習をするよりも、小節ごとに区切って練習していきましょう。フレーズを寄せ集めて作り上げているので、無理に通して弾こうとするよりも、リックやフレーズを吸収してもらって、ポイントごとに弾けるようになればバッチリです!
レッスン動画でも同じように解説していますので、参考にしてください。
今回のアレンジは、みなさんの知っている「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」とはかなり違う仕上がりになっているので、みなさんの頭の中にある曲のイメージのままで練習しようとすると上手くハマらないかもしれません。最初のうちは違う曲だと思いながら一つひとつ確実に弾けるようにしていくといいですよ。
楽譜もありますが、楽譜には書ききれない細かいニュアンスがあるので、楽譜をさらうだけでなく、解説動画と模範演奏も一緒にみながら練習してもらえると、さらに良い演奏ができるようになります!
レッスン動画でも伝えていますが、曲前半の決めのカスケード奏法と、後半のハープハーモニクスはセッションや指弾き以外のシーンでも応用できるポイント。その2つのテクニックだけでも習得してみましょう!
まとめ
「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」をギャロッピングメインでアレンジしたらどうなるかな?と思い、今回のアレンジができあがりました。作り込んでいく中で結果的にいろいろなテクニックを盛り込んだアレンジになりましたが、僕らしさを感じられるアレンジができたと感じています!
決めの部分をかっこよく弾きたい人も多いと思うので、決めのフレーズだけ今回のアレンジを参考にバリエーションを増やすといった活用方法も全然アリです。
「Isn’t She Lovely(Stevie Wonder)」に合わせてフレーズを置き換えていますが、テクニック自体は、他の曲にも応用できるものばかり。僕にとってもこんな感じのアレンジもできるんだ、という気づきがたくさんあり、とても勉強になりました。特にハープハーモニクスは今回アレンジで使ってみて面白かったので、今後ハープハーモニクスを解説したレッスン動画も作ってみたいと思っています!
曲をアレンジして弾く時、自分がやりたい曲を〇〇風に弾きたい、と思うはず。カントリーの曲をアレンジする、というよりは好きな曲をカントリー風にアレンジする、みたいな。そういう時に、どうやってアプローチしたらいいのかも、今回のアレンジは参考になると思います。
今回のレッスン動画の練習を通して、みなさんにも新たな気づきを発見してもらえると嬉しいです!
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