アドリブを弾いてみよう【初級者講座】
今回のレッスン動画では、初級者向けに、ド、レ、ミ、ソ、ラの5音を使ったアドリブの弾き方を教えています。
ド、レ、ミ、ソ、ラのことを、ペンタトニックスケールといって、このスケール(音階)はいろいろな伴奏に合わせることができます。
ド、レ、ミ、ソ、ラはメジャーキーに調和しやすい音です。まずはこの5音を使って練習することで、他と喧嘩しないような音選びをしながら、アドリブを弾く感覚を身につけられるようになります。
アドリブは、初級者でも弾く練習をした方がいいと僕は思います。ある程度ギターが上達してからアドリブを弾こうとすると、かえって手癖や固定観念が邪魔して、上手くできない場合もあります。
例えば、英会話の構文や英単語をたくさん覚えていても、実践でそれらを活用できなくては意味がありません。構文や単語をあまり覚えていなくても、実践で使ってみることで、自分の中にやり方や知識が蓄積され、徐々に構文や英単語も使えるようになります。
アドリブも同じだと思っています。初級者のうちから、インプットに加えて実践的なアウトプットを繰り返すことで、より上達のスピードも上がりますし、アドリブのレベルも上がっていくでしょう。
とはいっても、まだ弾ける音のレパートリーがないのに、どうやってアドリブの練習をすれば良いの?と心配になるかもしれません。
大丈夫!アドリブは、1音だけでも成立します!例えば、ドしか弾けないとしても、ドの1音だけでアドリブを弾くことができるのです。
アドリブを弾くことは、レゴで遊ぶ時の感覚に近いと僕は思っています。レゴのパーツをたくさん集めてそれらを組み合わせて、建物や乗り物、動物などいろいろなものを作ると思いますが、レゴ同士の組み合わせは個々によって異なりますし、自由ですよね。
よく、誰かのアドリブと同じアドリブをやろうとする人がいますが、そうではなく、アドリブとはそもそも自分の持っているレパートリーを組み合わせて、自分で自由にやるものだと思いますし、そうしても全然良いと思います。
あ、なんかこんな感じもいいかも?という感覚でアドリブに挑戦してみましょう!
「アドリブを弾いてみよう【初級者講座】」練習のコツ
まずは、レッスン動画を見ながらでいいので、とりあえず弾いてみてください!最初は何も気にしなくて大丈夫です。楽しみながら、アドリブってこんな感じでやっていいんだ、とアドリブを弾く感覚を味わいましょう。
今回のキーはCです。ピアノと違って、ギターは並行移動することで、音を変えられます。これは他のキーでも同じように活用できますので覚えておきましょう。
平行移動や音の変化のロジックに関しては、今は分からなくても全然大丈夫です!上達していくうちに理解していけばいいので、頭の片隅に置いておいてください。
楽しく自由にアドリブを弾いていると、自分が気に入ったフレーズが生まれることがあるので、メモや録音をしておくといいです。今は使えなくても、アドリブそのものは一生使えるアイデアなので、将来絶対役に立ちます。
右手も自由でOK。ダウンピッキングだけでも大丈夫です。
また、レッスン動画を通じて、「ド」のすごさにも気づいてくれたら嬉しいです!
ドはすごい音なんですよ。キーの中心となる音が、メロディーで出てこないことがない。ドは非常に万能で、とても大切な音なのです。
レッスン動画では、ドのアプローチ方法をたくさん教えています。半音下からのスライドや、半音上からのスライドなど、ドという音を生かすための手法がたくさんあります。
ドが終わったら、レ、ミと進んでいきます。徐々に音が増えることで、一気にアドリブのレパートリーが広がります。
レッスン動画でも触れていますが、レ、ミにも、特徴や印象があるので、ベースとなるドに、どうやってレ、ミを絡ませるか考えてみましょう。
メジャーキーの曲は、大体ド、レ、ミが主役となってメロディーが作られています。この3音が出てこないことは、ほぼほぼないのではないでしょうか。ド、レ、ミを制すれば、メジャーキーの曲は制することができる、と僕は思っています!
ド、レ、ミ、と進んだら、その次は、ソ、ラのアドリブの弾き方についてレクチャーしていきます。
ちなみに、今回のレッスン動画は、あくまでメジャーキーのアドリブになります。マイナーキーの時はまた話が変わってきます。いろいろな考え方があるのが前提として、メジャーとマイナーで使えるキーは違うので、これも頭の片隅に置いておいてください。
伴奏は、アドリブが弾きやすいようなアレンジで仕上げています。初めてアドリブを弾いた人でも、なんとなく弾けてるんじゃないかと感じられるようにしました。
アドリブを弾く時は伴奏も重要です。同じアドリブでも、伴奏によって、印象が大きく変わります。伴奏に耳を傾けながら練習してみてください!
今の段階では、右手のリズムはあまり思い浮かばないかもしれないけれど、とにかく今は何でもやってみましょう!自分の知っている曲のリズムを使ってみたり、世の中にあるリズムを使ってみたり、適当な日本語を言って、それに合わせてみるなど。
僕は実験が大好きなので、いつもいろんなことからアドリブを生み出そうと試しまくっています!
まとめ
アドリブを弾いてみることで、生み出す楽しみというのを味わってもらえたら、とても嬉しいです。自分のフレーズを作ることが、僕にとって音楽で一番楽しい作業です。
馬鹿みたいなフレーズでもいいのです。アドリブの良し悪しは、自分が決めればいいです。
僕は、あまり人のことは気にしないでアドリブを弾いています(笑)
気にする時もありますが、基本、自分の感覚や心に正直に弾いています。そうすることで、自分にとっての、楽しい音楽がみつかるのではないでしょうか。
とはいえ、いきなり自分でアドリブを弾こうとするのは難しいと思うので、最初のステップとして今回のレッスン動画をみて練習してください!
また、今回のレッスン動画は、アドリブを弾くことに挑戦してみる、アドリブを弾く楽しさを感じてもらう、フレーズを自由に自分で考えてみる、というのがメインなので、動画内で教えているフレーズが少ないです。
今後は、フレーズを指定したレッスン動画も出していこうと考えているので、楽しみにしていてください!
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