楽器店で試奏したいBluesフレーズの解説と弾き方

楽器屋さんの試奏でBluesが弾けたらカッコいいですよね。
Bluesのフレーズは簡単なものでも、カッコよく聴こえます。

Bluesと聞くと難しいイメージがあるかもしれないですが、特別なスキルや覚えることも少ないので、初心者でも手がつけやすいジャンルではないでしょうか。

試奏で使う時のポイント

楽器店でギターを試奏する時には3つのポイントがあります。

1. バッキング
バッキング演奏の時はブリッジミュートをすることが多いです。
ブリッジミュートがしやすいかどうか、ブリッジミュートをした時に音がよく抜けるかどうかを確認してください。
ブリッジミュートがしにくいと、どんなジャンルでもプレイに支障がでます。
またブリッジミュートをした時に音抜けが良くないと、ノリが出なかったりしますね。

2. 単音弾き
Bluesの花形として、単音弾きがあります。
単音弾きでは、いろいろな奏法を試すことができます。
ハンマリング、プリング、スライド、チョーキングなど、Bluesのフレーズに入っているテクニックを使い、ギターの音と弾きやすさを確認してください。

3. ソロギター
メロディーと一緒に弾くスタイルです。
今回の動画にはありませんが、Bluesをソロギターで演奏するのも良いですね。
できる方は今回の動画にあるフレーズとBluesのバッキングを合わせて弾いてみましょう。
それでBluesのソロギターを作ることができます。
バッキングがしっかりできていれば、フレーズもしっかりのってきます。

楽器店で試奏したいアコースティックギターのカッコいいフレーズ10選

Bluesのフレーズは簡単なものが多く、初心者でもすぐに弾けるものが多いです。
Bluesが弾けるとどんなジャンルでも役立つので、ぜひ覚えてください!

フレーズを覚えたらバッキングトラックに合わせて弾く練習もしてみてください!
バッキングトラックに合わせて演奏すると楽しいですよ!

それでは、楽器店で使えるBluesのカッコいいフレーズを10個ピックアップして紹介していきます!

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楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 01

これぞBluesといったフレーズです。

最初のスライドは、多弦で同音を鳴らすフレーズです。
2弦は5フレットへグリスとなっています。グリスは思い切って2フレットあたりからもってくると、このフレーズの良さがでてきます。

あとは、トリルがカッコいいですね。
トリルはハンマリングとプリングの繰り返しです。
最初は「ハンマリングのみ」「プリングのみ」と分けて練習してください。

トリルはさまざまなフレーズに入っているので、この機会にマスターしておきましょう。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 02

EのBluesでよく使われるフレーズです。
たくさんスライドが入って、難しそうに見えますが、同じ音を連続して弾いているだけです。
スライドができない方は、スライド無しで同じところを弾いてもカッコいいと思います!

ポイントは最後のクォーターチョーキングです。ここでBluesらしさが増しますね。
最初は2つの弦を同時に上げるのが難しいと思いますが、指の先端で弦を押さえるようにすると音が鳴りやすいです。

このフレーズから曲が始まったりするので、イントロのフレーズを覚えたい方にもおすすめです!

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 03

Eマイナーペンタトニックとメジャー3rdを組み合わせたフレーズです。
最初にクウォーターチョーキングが連続で出てくるところが良いですね。

クウォーターチョーキングのところは強めにピッキングすると鋭い音になって、このフレーズに合う雰囲気になります。
強めに弾く時はピックを押し込むように弾くと良いです。

その次は4弦の9フレットから7フレットへの速いスライドが出てきます。
この速いスライドは最初から7フレットを弾くつもりで、移動させると良いです。そのように意識をすると、自然と速いスライドになっています。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 04

スライドが特徴的なフレーズです。歌っているような印象がありますね。
このスライドはゆっくり弾くと雰囲気がでます。
動画では2弦の5フレットから3フレットにスライドして、また5フレットを弾くのですが、5フレットに戻る時もスライドで戻るとまた違った雰囲気になって良いです。

1弦のクウォーターチョーキングもBluesの雰囲気MAXなフレーズです。ピックで弾いてもハイブリッドピッキングにして指で弾いても良いですね。
ちなみに僕は指で弾く方が多いです!

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 05

クロマチックスケールが出てきます!クロマチックスケールは半音ずつ動いていくスケールです。

クロマチックスケールを使うことでクールな感じを出すことができますね。
JazzやBluesでよく出てくるスケールなので、いろいろなところで使えるようにしておくと良いです。

音が外れていると思わずに思い切って使うことが大事です。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 06

ハイブリッドピッキングで弾きたくなるフレーズです!
バチバチと弦とフレットが当たる音を出して弾くと迫力があって良いですね。

左手は複雑な運指になっているので、分割して覚えていくと良いです。
分割したら、ゆっくり同じフレーズを繰り返して、身体に馴染んだら次のフレーズにいくようにしてください。

右手の動きは多弦を同時に弾く箇所があるので、少し難しいです。
ここは弦の距離感を覚えるつもりで、繰り返し練習してください。

至る所で耳にする定番フレーズですので覚えておくと便利です。
アウトロに使うとカッコいいフレーズでもありますね!

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 07

ブルーノートが入ると一気に渋くなりますね。
ブルーノートがうまく使えるようになると、フレーズに広がりがでるので、ぜひマスターしてください。

ポイントとしては、最後に5弦の5フレットを伸ばすところがあるのですが、ここをクウォーターチョーキングにするとさらにBlues感が増します。
少し重い感じで弾くとより良いです。

このフレーズはバッキングに組み込んだりして弾くと楽しいフレーズです。
いろいろなところで使えるので、しっかり身体に覚えさせてください。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 08

ダブルストップで歌うフレーズです。
僕はこのフレーズを、バッキングやオブリガードでよく使います。

右手はハイブリッドピッキングで弾きます。
右手のピッキングの強さによってニュアンスが大きく変化するので、強弱のコントロールがポイントです。

左手はよく使う動きなので、この動きに慣れておきましょう。
この動きのまま弦を移動させて弾くこともあります。
また、スライドの速さやタイミングで、歌い方に変化を与えられます。
いろいろ試して自分なりの歌い方にしてください。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 09

バッキングに入れると、ノリがアップする魔法のフレーズです。

3弦のハンマリングから1、2弦の開放弦を弾く箇所が特にリズミカルに感じます。
これはシャッフルビートとハンマリングをすることによって、音が長く聴こえるような感じがうまくマッチしていると考えます。

連続でスライドがあるのですが、難しい場合はスライドをしなくても大丈夫です。
省けるところは省いて楽しみながら弾いてください!

慣れてきたら、ピックか親指でベース音をシャッフルビートで鳴らしながら、このフレーズが弾けると良いですね。

楽器店で試奏したいBluesフレーズ・STEP 10

1弦の音を変化させずに、2弦をクロマチックで動かしていくといったフレーズです。
定番のエンディングフレーズです。
これを弾いておけば、間違いないですね。

1弦の音を変化させずに、2弦をクロマチックで動かしていくので、指の分離の基礎練習としても役立ちますね。
最後のコード弾きとセットにして覚えておくと、移調した場合でもすぐに弾けます。

軽くバッキングをした後にこのフレーズで締めるだけでも、Bluesを演奏した満足感は得られます。
かなりおすすめのフレーズになっています。

まとめ

10個のフレーズを紹介しましたが、一気に全部覚えるのは難しいですよね。まずは10個のうちのどれかを覚えて、そのフレーズを繰り返し練習してください。
Bluesのフレーズは似ている動きが多いので、一つ覚えれば、二つか三つのフレーズが弾けるようになっています。
そして、その覚えたフレーズをもって、試奏しに行きましょう!

慣れてきたらバッキングと組み合わせて弾く練習をして、1人でBluesの演奏が完結できるようになると楽しいですね。
1人で演奏を完結できるようになると、試奏でもいろいろな視点からギターを見ることができるので、おすすめです。










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