ゴーストノートは友だち

ゴーストノートは友だち

ゴーストノートとは、音程の出ない打撃音を演奏に取り入れた奏法をいいます。パーカッシブな効果が生まれ、よりリズミカルな演奏をすることができるようになる、素敵な奏法です。ベースラインへのアプローチが多く、ベーシストの人がよく使うテクニックでもあります

ゴーストノートは、僕が8年前からやっているテクニックのひとつ。嬉しいことに、最近は少しずつ周りの人もやるようになってきて、こういう奏法をギターでやるのもいいねという雰囲気になっている気がします。
なので、使う使わないは置いておいても、ゴーストノートという奏法があることは、覚えておいてもいいんじゃないかと思います。ソロギターや歌の伴奏、バッキングをするときにも活躍しますよ!

レッスン動画では、単音弾きからゴーストノートの弾き方をレクチャーし、徐々にいろいろなリズムパターンでの奏法を教えています。先ほどベーシストの人がよく使うテクニックでもあると触れましたが、今回僕が教えているリズムパターンも、ベーシストのプレーを意識した弾き方になっています。
コンガやジャンベなど、いろいろなパーカッションが入っていて、音があって、合間合間にパーカッションが入るようなイメージのフレーズを目指しました。

ゴーストノートそのものに音程はありませんが、打撃音には音程があります。いろいろな弦でやることで、打撃音でも少しずつ違う音色になります。それらを上手く組み合わせることで、リズムに立体感を作ることができます。

レッスン動画で配布しているTAB譜には、ゴーストノートのマークが書かれていますが、基本はそれに沿って練習しましょう!
打撃音の持つ音程を意識して指定しているのと、右手も、次のフレーズにつなげやすいように指定しています。

レッスン動画の後半では、半拍3連や32部音符などのハイレベルなリズムも取り入れました。いきなり弾くと難しいので、レッスン動画では、まず口でリズムを言うように伝えています。
右手のストロークのレッスン同様、口で言えるようになれば、ギターでも弾けるようになるので、リズムがよくわからないと思った人はレッスン動画を真似して、口に出してみましょう
口で言ったリズムも録音してみてください。僕の言っている言い方と差がないかチェックすると、より上達しやすいのでおすすめです。

「ゴーストノートは友だち」の練習のコツ

まずは、ゆっくりていねいに練習を始めましょう。自分のフォームを鏡で確認することや、音を録音してうまくできているか確認しながら練習を進めると、上達のスピードが上がります。
ゆっくりていねいに、フォームを鏡で確認、音を録音。この3つの練習方法はどんな練習でも大切なので、常にやるように習慣化できるといいですね。

レッスン動画では、ゴーストノートを何種類かのリズムパターンで教えています。ややこしいリズムが多いので、まずは口で言うことからはじめてもらえると嬉しいです。
口でもすんなり言えるようになったら、メトロノームなどを使って一定のリズムに合わせて、ゴーストノートだけを練習してみてください。僕はそのやり方でよく練習しています。
はじめのうちは音程は意識しなくていいので、まずはゴーストノートだけを繰り返し練習するようにしてみましょう。

教えているリズムは、世の中のほとんどの曲に当てはめることができるものばかりなので、何かの曲を流しながら、自分がパーカッションになったと思って練習すると、楽しく練習できると思います!

ゴーストノートは弦をフレットに当てて音を鳴らすので、弦高が高すぎると音が鳴らない可能性もあります。その場合は楽器屋さんでメンテナンスしてもらい、弦高を低めに設定するとやりやすくなりますよ。

まとめ

ゴーストノートは、僕のギタープレイには欠かせない奏法であるのと、特殊な奏法ではなく親しみやすいものに感じてほしいという想いから、今回、「ゴーストノートは友だち」というタイトルにしました。
レッスン動画を通じて、皆さんにとっても、ゴーストノートをもっと身近な存在に感じてもらえたら嬉しいです。

僕の想像なので、実際どうかは分かりませんが、ゴーストノートの「ゴースト」には、隠れるみたいなイメージも含まれているんじゃないかなと捉えています。だから、ゴーストノートはさりげない感じで取り入れることも大切だと僕は思っています。

演奏を裏で支えている人がさりげなくすごいことをしていると、聞いている側はなぜだかわからないけど、胸をグッと掴まれるような気分になることがあると思うんです。その不思議な感覚がかっこいいんですよね。
ゴーストノートをド派手に弾くのもかっこいいけれど、さりげなく取り入れる感じもかっこいいと思います!










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