初心者向けソロギター「ジングル・ベル」の解説と弾き方【ビギナー講座】
12月のクリスマスのコンテストに向けて、今回は「ジングル・ベル」を課題曲とし、ソロギター用にアレンジしました。
クリスマスの曲はたくさんありますが、初心者が挑戦しやすいのが「ジングル・ベル」だと思います。
「ジングル・ベル」は、基本的に3コードで弾ける上に、Key=Cにするとメロディが1弦の開放弦になるんですね。
コードを弾くだけでも、メロディを弾くだけでもかんたんなので、ソロギター初心者の方はぜひ挑戦してみてください!
かんたんアレンジでソロギターに挑戦してみよう、というテーマで、ベースとメロディだけを抽出したアレンジにしてみました。
左手の指と右手の指の動きが比較的単純なので、レッスン動画をみて、まずはその通りに弾く練習から始めてもらえると、スムーズに弾けるようになるんじゃないかなと思います!
今回はメインテーマの部分のみのアレンジとなっています。途中のメロディを入れてしまうと、やや難易度が上がるので、今回は気軽に練習できるメインテーマ部分をピックアップしました。
8小節目に、オーギュメントというコードが入っています。スパイス的な役割を果たす音なので、オーギュメントも意識して弾けるようになるとベストです。
曲の中で使うことで、こういう響きになるんだな、こうやって弾くんだな、と感じてもらえると嬉しいです。
後半はアレンジを取り入れています。ベース音が1音ずつ下がっていくのですが、ソロギターだけでなく、バンドやクラシックなどもこういったアレンジを取り入れることが多いですね。
シンプルなメロディに、バンドサウンドやクラシックなどを意識してアレンジしてみました。
「初心者向けソロギター「ジングル・ベル」の解説と弾き方【ビギナー講座】」練習のコツ
所々意識してほしいのが、ベースの音を楽譜通りに維持させるということですね。曲中、メロディとベースを同時に弾いてから、メロディだけを弾く箇所などがあります。
メロディを弾くことに夢中になってしまうと、ついベースへの意識がなくなり、指を離してしまうこともあると思います。
メロディを弾いてる途中でベースの音がなくなると、音全体のバランスがおかしくなってしまうので、ベースの音を維持したままメロディを弾くことを気をつけてください。
これは今後のソロギター練習でも課題になるポイントなので、かんたんな曲でしっかり練習しておきましょう!
右手に関しては、あまり弦を引っ張り上げないようにしましょう。弦を引っ張り上げてしまうと、「パチン」とアタックの強い、汚い音が出てしまいます。
演奏スタイルや曲によっては、そういう弾き方をする時もありますが、今回の「ジングル・ベル」は、しっとり弾く曲。弦を引っ張らずに鳴らすように意識しましょう!
「ジングル・ベル」はそこまでテンポが速い曲ではないので、ゆっくりていねいに弾くことから始めましょう。
コンテストの審査基準としては、曲のスピードは加味していません。早くても、遅くても、どちらでもOKです。
今回のコンテストでいえば、主に、ベースの音を保持できているか、右手のメロディが「パチン」と鳴っていないか、音のつながりはどうか、など、そういった部分をみています。
コンテストに応募していただく場合は、ていねいに弾いてみることを特に意識してみてください。
コンテストに応募されない場合も、ゆっくりていねいに練習することは意識しましょう。ソロギターの練習においては、焦らず、ゆっくりていねいに弾くことが、上達に直結していきます!
具体的な練習方法としては、一気に最初から最後まで通して練習するのではなく、まずは1小節目だけを繰り返し練習して、完璧になったら、2小節目を練習する。2小節目も完璧になったら、1小節目と2小節目を通して練習。それも完璧になったら3小節目を練習・・・という流れで進めてみてください。
意外と小節と小節の繋ぎ目が難しかったりするので、まずは先ほど紹介した流れで練習してみてください。
この練習方法はソロギターすべてに活用できるので、今から癖づけしておくといいですね!
早く覚えたい場合、レッスン動画で解説している運指を楽譜に書き込むと練習しやすくなるかもしれません。音符の上に「左手の薬指」と書き込み、弾く指を覚えてしまうのです。
先に弾く指を決めてしまうのは、ソロギターの練習で重要かもしれませんね。どの指で押さえて、どの指で弾くか、というのが、常に自分の頭の中で理解できるスピードで練習するのが効果的です。
練習を繰り返して余裕が出てきたら、度数などの勉強をこの曲でしてみるのもいいですね!
かんたんな曲で練習しておくと、徐々に難しい曲を練習するようになっても、スムーズに曲を理解できるようになります。
まとめ
前回のコンテストでは、ご自身でアレンジしてくださった方がたくさんいました。みなさんそれぞれ違うアレンジをしてくださって、すごく楽しかったです!
だからこそ、今回は少し趣向を変えて、同じ楽譜で同じ曲をみんなで弾いてみるのもアリですね。
参考にしている楽譜が同じなので、それゆえに人によって違いが生まれたりして面白いんじゃないかな。
同じ部門で何個も投稿するのもOKです!課題曲と自由曲のようなイメージで、楽譜通りのバージョンと、アレンジバージョンと、2通りあってもいいですね!
たくさんの投稿お待ちしています!わからないことがあれば、レッスン動画にお気軽にコメントください!
一度は聞いたことがあるはずのクリスマス定番曲なので、コンテストのためじゃなくても、練習して誰かに披露するのもとても素敵ですね。
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