バッキングトラックで遊ぼう!【MATCHA(バッキングトラック)・初級者講座】

バッキングトラックで遊ぼう!【MATCHA(バッキングトラック)・初級者講座】

バッキングトラック「MATCHA」に合わせて、アドリブを弾いてみるレッスン動画です。
レッスン内容は、中級者向けのLick紹介が中心になっています。
初心者用のLickはビギナー向けレッスン動画で紹介しているので、初めてLickを弾いてみる人は、まずはそちらから挑戦してみてください!

初心者の人で、ちょっとアドリブの幅を広げたいな、と思っている人は、このレッスン動画から始めてもらっても大丈夫。
中級者の人も、復習目的やアドリブの幅を広げたい人は、初心者用のレッスン動画もやってみてください!

今回のレッスン動画では、ゴスペルやネオソウル系のフレーズなどを使っているので、エレキギターでもすごく合うようなLickになっています。

MATCHA

最近流行っているローファイ系のビートになっています。いわゆる「チルい」というやつですね!
昔のアニメに合う感じのテイストから始まった音楽のイメージです。
同じようなローファイ系の曲は、日本のアニメを題材にしているものが多いです。EDMのジャンルのひとつ、フューチャー・ベースのサブジャンルにあたる、カワイイ・フューチャー・ベースなどは印象的ですね。

日本から発信されている曲が多いのですが、主流は海外。まだ日本ではそこまで認知度はないと思います。しかし、今後日本でも流行りそうな気配を感じるので、ぜひみなさんも先取りして取り入れてほしいです。

最近のR&Bや、グラミー賞を獲得した曲もローファイなテイストが多いんですね。世界的に、70〜80年の音楽が流行っていて、それを蘇らせようみたいなムーブメントがあるようです。言葉にすると難しいのと、人によって感じ方は違うと思いますが、どこか懐かしい感じであったり、劣化したような感じの音が印象的です

今の音楽は、昔の音楽と比較すると音が綺麗すぎるかな、と僕は個人的に思うこともあります。若い人からしたら、ローファイのレトロでざらついた感じの音楽は、懐かしいのに新しいという感覚が生まれて、流行っているのかもしれません。
さらに最新のローファイは、実験的、アート的な曲が多いです。音を汚くしても音楽として成立するのか?など、音楽の本質的なところを追求し始めている気がしますね

ローファイ系テイストの「MATCHA」は、2022年04月開催のコンテスト用の楽曲でもあります。コンテストのために制作したという側面もあるので、コード進行を意識しました
まず、Key=Eであること。これは、これまでに公開したBluesのLickのレッスン動画や、「Isn’t She Lovely」のバッキングトラックのレッスン動画で教えた内容も取り入れやすいようにしたいという背景があります

あとは、どんなジャンルのフレーズでもマッチするようにつくっています。Bluesのフレーズでもかっこいいし、メジャースケールで弾いてもかっこいい。ジャズっぽく弾いてもかっこよくキマりますね!
「MATCHA」はいろいろなアドリブスタイルを楽しめます。簡単なコードしか弾けない、Bluesしか弾けない、といった人でも弾けて、かつ、めちゃくちゃかっこよくハマるようなコード進行になっています。

これらふたつのポイントは、今回かなり重視しました!何弾いてもかっこいい!となるようにつくり込んだので、たくさんの人に遊んでもらえたら嬉しいです。

ちなみに、「MATCHA」というタイトルは、なんとなく曲のイメージが抹茶っぽいなと僕が感じて、命名しました(笑)
日本語なのにアルファベット表記というスタイルも、ローファイっぽい感じで気に入っています。


バッキングトラックで遊ぼう!【MATCHA(バッキングトラック)・初級者講座】の練習のコツ

今回のバッキングトラックは、まずは自由に弾いてみましょう。とはいっても、初めてバッキングトラックで遊ぶという人はどう自由に演奏したらいいのか考えるのも難しいですよね。とりあえず、Keyは意識してみましょう。
初心者の人はコード進行はそこまで意識しなくて大丈夫です。中級者以上の人は、このコードがくるからこの音を当てはめた方が綺麗に聞こえるんだろうな、と考えながらフレーズをつくれると良いですね!

この前公開した「Isn’t She Lovely」のバッキングトラックとKeyが一緒なので、そちらのレッスン動画も参考にしながらお互いの要素を取り入れてみてください!

あとはひたすら、思うがままに弾いてみましょう。このバッキングトラックで自分の音や、自分らしさのようなものを追求してみましょう。どんなスタイルでも合うような構成にしているので、バッキングトラックという縛りはありますが、オリジナリティを存分に発揮できると思います!

アドリブを弾く上では、歌えるように弾くことが大切です。メカニカルなフレーズでも、歌いながら弾けているかどうか、自分の音を録音して聴き直してみましょう。しっかり構成を決めたものを練習しても良いですし、その時々で自由なスタイルで練習するというのもアリですね。

僕は、なんとなくで弾く時は頭に浮かんだフレーズを自由に弾きますし、動画にする時は結構作り込んだりしています。ライブなんかはその場の空間を感じながらフレーズをつくっていった方が、よりその場に馴染むので、自由にアドリブを演奏していますね。
こうしないといけないというのはないので、まずは思いついたまま音を鳴らしてみてください。1拍目に1音だけポーンと鳴らすのでも、アドリブをやっていることになります!


まとめ

レッスン動画の内容は初級〜中級者向けですが、バッキング自体は初心者の人でも全然遊べるので、試しにやってみようかな、くらいの感覚でぜひ挑戦してみてください!
アドリブに良い悪いというのはないので、自由に遊んでみてください。やってみると大体合っていたりするので、気楽にやってみましょう。僕の場合、アドリブを弾く時は間違える、失敗する、ということを前提に弾いています。大切なのは、その間違いや失敗をいかにリカバリーできるかという部分だと思います。リカバリーできるかどうかが、アドリブ上達のカギだと思いますよ!

また、現在KGAでは「MATCHA」を課題曲として、コンテストを開催しています。
こういうご時世で、セッションがやりにくい状況になってしまったじゃないですか。そこで、バッキングトラックと合わせて、自分なりの演奏を発信することで、みんなとセッションしているような感じで楽しんでもらいたいと思っています。SNSに投稿し合って、そのフレーズいいねみたいな、お互いに交流ができるようなコンテストになったら嬉しいです。

以前、「ジングル・ベル」のバッキングトラックもコンテストの課題曲として作成しましたが、アコースティックギターだけでなく、エレキギターなど、いろいろなジャンルの人から投稿があったので、「MATCHA」もギターの垣根を崩してくれるんじゃないかと期待しています。

いきなり一発録りしたものをサッと投稿してもらってもいいですし、しっかり作り込んだ気合いの作品を投稿してもらってもOKです。どんなスタイルでも大歓迎なので、ラフな感じでぜひ参加してください!みなさんの投稿楽しみにしています!










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